前にも書いた通り、悪魔は存在しない単なる概念なのだが、力を持つ。
これを一々説明していくのは難しい。
悪魔は概念なのだから存在していないのだが、(本来は
と言う注釈付きである。
そもそも概念が存在しているなら、
概念として存在しているじゃあないかと言う詭弁が発生する。
ガンダムを例に例えると
ガンダムは創作なので本来であれば存在していない。
『このようにガンダムは有るでしょう、嘘を吐かない様に』とか言うのである。
なんと面倒臭い。
サンライズのアニメなんだよ、と説明しても納得はしないのである。
そしてバンダイの工場では続々とプラモデルが生産されている。
ジオン驚異のメカニズムである。
この様に概念や想像と言うのは経済的にも力を持ちえるのである。
図面に書かれている段階では単なる予定の段階なのでは有るが、
いざ完成して見るとスカイツリーと言う実在の塔が完成している。
これが思考の力である。
悪魔と言うのはこの思考の力を依り代に発現する
実在の力なのである。
一旦、悪魔と言う存在が居るのですよ、と信じてしまえば
その信者を中心にサタニズムは実在の力を得る事が出来るのだ☆
信仰と言うのは実在世界に影響を及ぼす事が出来る
目に見えないし、物理的に計測する事も出来ないパワーなのである。
だから彼らは信者を増やそうとする。
どのカルトも同じである。
悪魔やその他の概念が力を持ち得るためにはそれなりの信者数が必要である。
千人、万人、億人の創造の力を得る事が出来れば
単なる概念でしかない悪魔は現実的な力パワーを持つ事が出来る。
これが創造のメカニズムである。
また悪魔や悪魔的な存在を消す事は難しい。
そう言う概念を持つ者を捕まえて処刑しても
その行い自体がポルポトの様に悪魔的に見えるからである。
悪魔とは人間が人間として概念で生きて行く上で自然発生する
基本的、普遍的な存在なのである。
よって誰の心からも悪魔や悪魔的存在を追い出す事は出来ない。
精神活動において必ず発生する影の様なものだからである。
しかし、あえて言うならそんなものが居ると固く信じない事である。
気にすれば気にするほど意識に上り実体化しやすくなるのである。
イドの怪物や惑星ソラリスの様なものである。
マウス・オブ・マドネスである。