心霊番組が廃れて久しい。
アホみたいにホラー映画が量産される一方で
心霊番組と言うのはその役割を終えたのだろう。
つっても最近テレビを全く見てないだけだけども。
もう15年近くまともにテレビを見ていない。
どっかの食堂に入って付けてあるテレビを何となく見るだけである。
さて、霊と言うのは幽霊っぽいものばかりがクローザップされるが
元々生き物、人間が生み出した言葉であり、概念なのだから
むしろ霊力がつおいのは生きている人間の方だと言える。
なにしろ原子がDNAを形成し自分勝手に動くのだ
こっちの霊の方が力がつおいに決まってる。
少し前にネット記事で人殺しの前科者のヤクザと樹海に行くとか言う
おもしろ企画に同行したライターが書いた記事が興味深かったのだが、
ヤクザに会った時の描写を
『 顔は笑っているが友好的な笑顔ではなく肉食獣特有の好戦的な笑顔である。』
としていた。何となくわかる。
人間には会った時の第一印象で相手を判断する、と言う本能が有るが、
確かに外見上、特別な容姿では無くても少しの動作や表情でその人物の
性質が何となくわかる場合が有る。
人体と言う物体をコントロールしている目に見えない計測出来ないエネルギーが
物理的に周りにその個人特有の雰囲気を発しているのである。
第一印象が大人しそうに見えたとか、怖いとか、親しみやすいとはそう言う事である。
これが霊の力なのだ。
特に人間関係が無くても一目見ただけですぐに分かる場合も有る。
気が弱そうだとか、相手にしたらヤバそうだとか、
詐欺師や警官などはそう言う人物の動きを見ている。
私にも特有のそれが有るようでトラブルの原因となるので
余り人には近づかない。
外見は普通のジジイでも特に中肉中背で周りの人間とまるで差が無くても
中の霊の性質は如実に現実的な能力を発揮しだす
言わば荒木飛呂彦の言うスタンドの様なものである。
私の場合は私自身に害になる様な働きしかしない。
いったい他人さまからはどう見えているのか。
困ったものである。