夢のおわり

若者には夢がある。

老人には夢がない。

 

若者には未来が有り

老人にはもう未来が無いからである。

老人に有るのは墓穴に入る事くらいのもんである。

それを夢とは言わないだろう。

 

若者に夢が有るのはなにか実現可能なぼんやりとした

可能性が感じられるからである。

 

では、夢のおわりはどこだろう?

それは達成して夢でなくなった時か、

明らかに実現不可能になった時である。

 

夢と言うのはいつまでも見続けられるものでは無いのだ。

夢は覚めるもので、いつかは現実に返る。

 

だから夢は夢と言うのだ。

若者の特権である。