人間の基本的な生物的欲求が変わらない限り
科学文明の発達と言うのはどんなに進化発展したとしても
それは単に上辺だけのものである。
火を発明したばかりの時代と
プラズマ兵器のボタンを押す時代とに
さほどの違いは見られない。
もし科学文明の発達が人間の幸福に寄与すると言うのなら
昔よりも現代は不幸が減っている筈だが
実際はそうなっていない。
より簡単に絶滅戦争が仕掛けられるようになったからと言って
人間の精神が崇高なものになったり、
理性的になったりはしないのである。